「なにしとんの」
「……塾の課題」
「は〜真面目やねぇ」
「真面目もなにも、当たり前だろ」
「優等生は言うことが違う……」
「そんな恨みがましい目で見るなよ」
「頭の出来が違うって辛いわぁ……」
「……IQが20離れてると会話が通じないらしいから俺とそんな変わんねーだろ」
「へー、そうなん?」
「……多分」
「えー……確定させてや……」
「確定させなくてもいいだろ」
「なんでー?」
「別に確定させてIQが近かったとしてもなにが変わるでもないだろ」
「……それもそっか。あー、なんか急にどうでも良くなった。帰ろかな」
「……お前まだ昼だぞ」
「しゃーない。授業でたるか」
「なんでそんな偉そうなんだよ」
「えー、偉いから?」
「……意味わからん」
「感じ取ってや、心で」
「……」
「つめたー」
「そういえばさ、これあげる」
「は?
「高いポッキー」
「高いポッキー……」
「白いちご味」
「白いちご味……」
「じゃ、そろそろ授業始まるから」
「……まぁ、ありがとう」
「んー、お礼は三倍でええで」
「うわ、やっぱいらね……」
「うそうそ、等倍でええよ」
「いくらなんだよ」
「600円」
「……ま、日付覚えてたらな」
「はは、よろしくー」