そういう仲

東北ずん子と吉田ロイド、一緒
一時間で書き切るものだったので誤字脱字、誤変換、変なところも残したままです


 吉田くんさんはたまにしか絡まないけど、一緒にいるとほどほどに居心地の良い人だと勝手に思っている。
 近くに寄ったのでという理由でやって来てどうせならとご飯を振る舞いながらつむじ辺りを眺める。

「吉田くんさんって」
「はい?」
「カレー、好きですよね」

 そう言うとカレーを食べる吉田くんさんと視線が合う。

「カツ丼とカツオ節も好きですね」
「へー」

 なんの宣言なんだろうかなんて思いつつ、まぁ今度会った時はカツ丼を作ろうかななんて考える。

「そういうずん子さんもずんだ餅好きですよね。
「ずんだ関連はなんでも好きですよ」
「はぁ」

 彼も彼でなんの宣言なんだろうかと思っているのだろう。
 あるいは今更だとでも思っているのかもしれない。

「そういえば、なんの用事でこっちまで?」
「総統から頼まれたんですよ」
「あぁ、世界征服の」

 そういうと吉田くんさんは若干むせる。

「……表向きは一応ベンチャー企業なのでイタコさんと、きりたんさんに言うときは気をつけてくださいよ」
「そういえばそんな設定でしたね」
「設定とか言わないでくれます?」

 そう言いながら水を飲んだ。
 よく見るともうカレーは食べ終わっていてお皿を下げる。

「ありがとうございます」
「いえいえ」

 さっさと洗って、食後のデザートであるずんだ餅をそっとおくと軽く頭を下げられる。

「これ食べ終わったら帰ろうと思います」
「あら、そうですか?」
「日帰りの予定ですしね」
「……」

 日帰りと言われて少し悩むと、吉田くんさんが不思議そうにこちらを見る。

「どうしました?」
「いえ、お土産にずんだ餅を用意しようかとも思ったんですが」
「ちょっと……保冷剤じゃ難しいんじゃないですかね……」
「ですよね、他に何かったあったかな……」
「いや、お土産はほんといいので!」
「そうです?」
「はい」

 そう言ってまた吉田くんさんがお水を飲む。
 皿は空いていて帰るのだなぁ、と少しだけ虚しくなった。
 玄関まで一緒に行って、靴を履く姿を眺める。

「じゃあ、お邪魔しました」
「はい、お土産もありがとうございました」

 別にまたねとかは言わないし、他の人とは違って手も降ったりしないけどまぁ、また会うのだろうなんて思いつつカツ丼の作り方とまた一緒にご飯を食べる姿を思い浮かべた。

2022年03月29日公開
2022年12月19日更新